厩橋どんぶり塚古墳
 
上毛古墳綜覧(昭和10年群馬県下一斉調査・昭和13年発行)をベースに巡る古墳ブログ    群馬県外の古墳にも浮気しつつ、ゆるゆると更新停滞中
 



2009年1月12日を表示

群馬郡総社町第2号王山陪塚其一跡・群馬郡総社町第3号王山陪塚其二跡

群馬郡総社町第2号王山陪塚其一跡
現在の前橋市大渡町にあった円墳で、上毛古墳綜覧では大きさ30尺(約9.1m)、高さ6尺(約1.8m)とある



群馬県遺跡台帳によれば、昭和47年滅失したとのこと
その直前の頃には「墳丘は大部分崩され、その中心を僅かに残すのみ」であったようだ
綜覧には石碑の存在が記載されているが、その後の状況は不明である
群馬県文化財情報システムにプロットされた位置はちょうどこの店舗の辺り。利根川を挟んだ向こうには、綜覧前橋市第11号古墳、龍海院裏古墳、綜覧前橋市第9号古墳と、古利根川に沿って古墳の造営が続いていた



群馬郡総社町第3号王山陪塚其二跡
現在の前橋市大渡町にあった円墳で、綜覧では大きさ35尺(約10.6m)、高さ8尺(約2.4m)とある



台帳では「盛土は平坦化され、周囲は削られ現存する部分はその中心部のみである。墓地に利用されている」とのことだが、現在その墓地すらも残っていない
綜覧群馬郡総社町第1号王山古墳の説明看板にはこれらの陪塚の存在も書かれておらず、ここに古墳が存在したことすら忘れられてしまった



2009年1月12日(月)22:00 | トラックバック(0) | コメント(0) | 前橋市 | 管理


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