厩橋どんぶり塚古墳
 
上毛古墳綜覧(昭和10年群馬県下一斉調査・昭和13年発行)をベースに巡る古墳ブログ    群馬県外の古墳にも浮気しつつ、ゆるゆると更新停滞中
 



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新田郡九合村第67号古墳

新田郡九合村第67号古墳
現在の太田市内ヶ島町にある円墳で、上毛古墳綜覧では大きさ73尺(約22.1m)、高さ10尺(約3m)とある



群馬県遺跡台帳では「径約20m、方墳の如き感もうける」とあり、1984(昭和59)年発行の「史跡天神山古墳・女体山古墳 保存管理計画書」で太田市は「天神山古墳外堀部に向って墳丘裾部は、ふくらみをもっているので、本墳も帆立貝形古墳と考えられるが、現状では明確ではない」とあいまいに述べていた


このように、方墳や帆立貝形古墳の可能性も考えられていたが、1990(平成2)年に発行した範囲確認調査報告書で太田市は陸橋の付いた「径約29m、現地表から3m弱の高さを有する円墳」と結論づけている


このときの調査で確認された周溝は、天神山古墳・女体山古墳の主軸とほぼ同じ向きに陸橋部があり、言うなれば馬蹄形の周溝ということになる


「墳頂部は平坦面が広く、墳丘の断面形は扁平な台形といえる」とあり、いくらか墳頂部は削平されているのかもしれない


2011年1月28日(金)23:59 | コメント(0) | 太田市 | 管理


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