厩橋どんぶり塚古墳
 
上毛古墳綜覧(昭和10年群馬県下一斉調査・昭和13年発行)をベースに巡る古墳ブログ    群馬県外の古墳にも浮気しつつ、ゆるゆると更新停滞中
 



勢多郡桂萱村第56号古墳跡

勢多郡桂萱村第56号跡
現在の前橋市上泉町にあった前方後円墳で、上毛古墳綜覧では大きさ83尺(約25.1m)、高さ10尺(約3m)とある



綜覧では円墳として記載されているが、前方後円墳集成東北関東編(山川出版社刊)では「猫見塚古墳」の名で載っており、「前方後円墳(帆立貝形?)」とされているので、そちらに倣った
現在はほぼ完全に削平された状態で、古墳としての痕跡はまったく見受けられないが、近所のお年寄りから興味深い話を聞くことができた



前方後円墳集成では、周濠あり埴輪あり葺石あり竪穴式石槨ありと記載されているのだが、お年寄りの話をまとめると、話が全然違っていた
杖で指し示すほどの比高があったにもかかわらず、土取りの際に調査したところ、石ころすら出てこなかった。これだけの高さがあるから刀でも出てくるかと思っていたのに、何も出なかった。石槨の石も出なかったから、古墳じゃなくて別の何かの塚だったのだろう。土はダンプがどこかに持っていった
さて、このお年寄りの話はどこまで本当なのだろうか。同じ旧勢多郡桂萱村内の綜覧勢多郡桂萱村第51号新田塚古墳の名や旧勢多郡荒砥村に数多くの古墳が存在すること、そして石槨という言葉をご存知だったことから、ある程度古墳に関する知識はお持ちのようであったが・・・



2008年11月3日(月)21:13 | トラックバック(0) | コメント(0) | 前橋市 | 管理

コメントを書く
題 名
内 容
投稿者
URL
メール
添付画像
オプション
スマイル文字の自動変換
プレビュー

確認コード    
画像と同じ内容を半角英数字で入力してください。
読みにくい場合はページをリロードしてください。
         
コメントはありません。


(1/1ページ)