厩橋どんぶり塚古墳
 
上毛古墳綜覧(昭和10年群馬県下一斉調査・昭和13年発行)をベースに巡る古墳ブログ    群馬県外の古墳にも浮気しつつ、ゆるゆると更新停滞中
 



勢多郡新里村第44号古墳

勢多郡新里村第44号古墳
現在の桐生市新里町山上にあった円墳で、上毛古墳綜覧では規模不詳とある



墳丘は滅失してしまったものの、綜覧には「五輪塔有」と記載されており、その五輪塔は今も現存する


明治初期に発掘されているらしいが、出土品については不明である


この辺りの地名の小字は「桜塚」であるが、その「桜塚」がどこに所在したのか、後年の史料編纂の際に少々の混乱が生じている
新里村教育委員会が平成15(2003)年に刊行した桜塚Ⅰ遺跡発掘調査報告書によれば、「新里村の遺跡」で別の古墳と取り違えられたとのことで、同報告書では「桜塚西古墳」と仮称されている



群馬県道336号梨木香林線を挟んで本古墳の東にも古墳が所在していたが、現存しない
この場所にあった古墳が、現地では「桜塚」と称されていたらしいが、綜覧には記載されておらず、またすぐ近くにも山上6号古墳と後に名付けられた綜覧記載漏れの古墳もあったことが、混乱の元となってしまったようだ



2011年9月16日(金)21:39 | コメント(0) | 桐生市 | 管理

コメントを書く
題 名
内 容
投稿者
URL
メール
添付画像
オプション
スマイル文字の自動変換
プレビュー

確認コード    
画像と同じ内容を半角英数字で入力してください。
読みにくい場合はページをリロードしてください。
         
コメントはありません。


(1/1ページ)