厩橋どんぶり塚古墳
 
上毛古墳綜覧(昭和10年群馬県下一斉調査・昭和13年発行)をベースに巡る古墳ブログ    群馬県外の古墳にも浮気しつつ、ゆるゆると更新停滞中
 



藤岡市

多野郡美土里村第4号古墳その2

後円部墳頂部より見る前方部


前方部墳頂部より見る後円部


前方部北西側
ここから見ると、古墳としての面影は色濃く残っている



前方部南西側
こちらもよく角が残っている
本古墳は現在、「宗永寺裏西塚古墳」と呼ばれているようだ



2009年9月11日(金)22:12 | トラックバック(0) | コメント(0) | 藤岡市 | 管理

多野郡美土里村第4号古墳その1

多野郡美土里村第4号古墳
現在の藤岡市上落合にある前方後円墳で、上毛古墳綜覧では大きさ159尺(約48.2m)、高さ16尺(約4.8m)とある



前方部


後円部


2009年9月10日(木)21:25 | トラックバック(0) | コメント(0) | 藤岡市 | 管理

多野郡美土里村第1号七輿山古墳その4

前方部の先端には、何やら変わった突起がある
これは後世の改変によるものとのことだが、鳥居か門柱でも建てられていたのだろうか



後円部墳頂部


鞍部越しに前方部を見る


その対向のアングル


その中心あたりに、主体部である横穴式石室があるはずだが未発掘というか、未発見となっている
もし本当に盗掘もされていない状態であれば、墳丘の規模から考えるまでもなくすばらしい副葬品が眠っているはず
緑野屯倉(みどののみやけ)に深く関わった人物の墓であると思われるが、周囲に密集する古墳との関係も気になる



2009年9月9日(水)22:40 | トラックバック(0) | コメント(0) | 藤岡市 | 管理

多野郡美土里村第1号七輿山古墳その3

墳丘北側の周堀


後円部から墳丘を登っていくと見えてくる、五百羅漢
ことごとく首無しになっているのは、明治期の廃仏毀釈によるもの



よく見るとごく一部で首と胴がくっつけられているものもあるが、これは周堀周辺に転がっていたものが後に発見された幸運な個体である


後円部墳頂部より見る前方部


前方部墳頂部より見る後円部


2009年9月8日(火)21:47 | トラックバック(0) | コメント(0) | 藤岡市 | 管理

多野郡美土里村第1号七輿山古墳その2

北より見る
画像中央を東西に走る群馬県道174号下栗須馬庭停車場線の拡幅工事に先だって行われた発掘調査で、ちょうどこの西にあたる場所から何基かの削平された古墳の跡が見つかっている



前方部
手前のこんもりとしたものは、上毛古墳綜覧に於いて多野郡美土里村第51号古墳として記載されているものであるが、それについてはまた後日・・・



後円部


この辺りは「七輿の門」と名付けられた藤岡市営の無料駐車場となっている
ここから南へ向かって、毛野国白石丘陵公園として史跡整備が進められており、その入口と位置づけられているとのこと
この辺りの古墳に詳しい人なら、画像の石積みを見てニヤリとなるはずだ



その駐車場より見る後円部
樹木の間から、三段に構築された墳丘がはっきりと見てとれる



2009年9月7日(月)21:55 | トラックバック(0) | コメント(0) | 藤岡市 | 管理

多野郡美土里村第1号七輿山古墳その1

多野郡美土里村第1号七輿山古墳
現在の藤岡市上落合にある前方後円墳で、上毛古墳綜覧では大きさ480尺(約145.4m)、前方部の高さ58尺(約17.6m)、後円部の高さ55尺(約16.7m)とある



説明看板その1


説明看板その2


群馬県の前方後円墳としては3番目の大きさを誇るだけあって、墳丘全体がきれいに収まるアングルがなかなか見つからない


周堀
現地に立つと実に広大な空間である
墳丘自体は古くに国有化されており、周堀部分は長らく私有地だったが、ようやく市有化されたとのこと
元からこんな感じだったのではなく、少しずつ復元されていっているようだ
かつてこの周堀の中には、中堤帯が巡っていたようだが、それも復元するのだろうか



2009年9月6日(日)21:46 | トラックバック(0) | コメント(0) | 藤岡市 | 管理

藤岡市三名川古墳群

藤岡市美九里地区第146号古墳(浅間神社古墳)
上毛古墳綜覧多野郡美九里村第214号古墳で、綜覧では大きさ79尺(約23.9m)、高さ17尺(約5.2m)とある
浅間神社の社殿の裏にある円墳である



藤岡市美九里地区第111号古墳(高橋塚古墳)
綜覧番号不明
西向する小型の前方後円墳で、こちらは後円部



藤岡市美九里地区113号古墳
綜覧番号不明ながらも、綜覧多野郡美九里村第191~193号古墳のいずれかと推定される円墳



藤岡市美九里地区114号古墳
綜覧番号不明ながらも、綜覧多野郡美九里村第191~193号古墳のいずれかと推定される円墳



藤岡市美九里地区106号古墳
綜覧番号不明
円墳で、円筒埴輪や形象埴輪、須恵器などが出土しているらしい



2008年8月24日(日)22:19 | トラックバック(0) | コメント(0) | 藤岡市 | 管理

多野郡平井村第606号境塚古墳

多野郡平井村第606号境塚古墳
現在の藤岡市白石にある円墳で、上毛古墳綜覧では大きさ110尺(約33.3m)、高さ15尺(約4.5m)とある



石室入口・・・と言いたいところだが、現在見えているのは玄室部
羨道部は失われ、前庭状に埋没してしまっている



石室自体は凝灰岩の截石で構成され、きれいに組まれており、「白石古墳群調査報告書」で群馬大学の尾崎教授は「大和の越の岩屋山古墳の壁面にやや似た形」と述べている
羨道部の天井石は、本古墳から200mほど西側に行った場所、多野郡入野村黒熊地内(現吉井町)で橋の材料に転用されていたそうである



本古墳はその入野村と平井村の境界付近に所在していため境塚と呼ばれるが、墳丘上には八幡宮の小祠があり、八幡塚の別名がある
石室自体も古くに開口していたらしく、奥壁には「明治四十三年二月六日之ヲ堀 宮沢 古物ナシ」と判読できる



墳丘のすぐ北の墓地には扁平な川原石が散在しており、元は本古墳の葺石だったのかも知れない


2008年8月23日(土)21:20 | トラックバック(0) | コメント(0) | 藤岡市 | 管理

多野郡藤岡町第4号古墳・藤岡市藤岡地区第14号古墳

多野郡藤岡町第4号古墳
現在の藤岡市本郷にある円墳で、上毛古墳綜覧では大きさ40尺(約12.1m)、高さ7尺(約2.1m)とある



石室入口
説明看板はないが、こんな立派な石室があるんだから設置してほしいところ
墳丘上にある石碑は、先祖をたどると同じ一族の人の碑だったりするので、ちょっと気分はちょっと微妙
諏訪神社のすぐ北に位置していて、実際に墳丘を見る限り、径はもっとあるように見える



石室内部
ここの側壁も転びが見られる



藤岡市藤岡地区第14号古墳
藤岡市藤岡にある円墳で、綜覧記載漏れ



この古墳番号は藤岡市が付けたもの
諏訪神社のすぐ南にあり、円墳とのことだが改変著しくちょっと見には古墳に見えない
何とも見事なコンクリ要塞古墳である



2008年6月19日(木)22:24 | トラックバック(0) | コメント(0) | 藤岡市 | 管理

多野郡藤岡町第3号古墳

多野郡藤岡町第3号古墳
現在の藤岡市藤岡にある前方後円墳で、上毛古墳綜覧では大きさ172尺(約52.1m)、高さ12尺(約3.6m)とある



この説明看板や群馬県文化財情報システムで見る限り、今日では「諏訪古墳」の名で呼ばれているようだ
綜覧では「尚一石槨有リトイフ」と書かれているのだが、これをそのまま解釈すると、もう一つ石室があるということになるのだろうか?



石室入口
真上は諏訪神社の社殿が乗っかっている



石室内部
非常に転びのきつい側壁である
羨道の入口側は自然石であるが、その途中から玄室部分までは凝灰岩の截石という、変わった構造



こちら側にはないが、後円部北側には周堀を改変したものと思しき池がある


2008年6月18日(水)22:19 | トラックバック(0) | コメント(0) | 藤岡市 | 管理


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