厩橋どんぶり塚古墳
 
上毛古墳綜覧(昭和10年群馬県下一斉調査・昭和13年発行)をベースに巡る古墳ブログ    群馬県外の古墳にも浮気しつつ、ゆるゆると更新停滞中
 



伊勢崎市

伊勢崎市本関町古墳群その8

主体部は2基確認されている


第1主体部の箱式石棺の内側の各部には赤彩が認められたが、第2主体部のほうでは不明となっている
また、後者の石材は、周辺に散らばってしまっており河原石か凝灰岩かがはっきりしないようだ



本古墳群から検出された古墳は8基であるが、見学時、5号古墳以降の4基はまだ発掘されておらず、見ることができなかった


2013年6月21日(金)19:10 | コメント(0) | 伊勢崎市 | 管理

伊勢崎市本関町古墳群その7

4号古墳
上毛古墳綜覧番号不明



調査の結果、径19mの円墳とされている


墳丘東裾には円筒埴輪列が確認されたほか、家形埴輪の破片も検出されている


2013年6月14日(金)22:08 | コメント(0) | 伊勢崎市 | 管理

伊勢崎市本関町古墳群その6

3号古墳
上毛古墳綜覧番号不明



径10.5mの円墳とされている


主体部は「撹乱を受け石材なども抜かれ」た状態であったが、「掘り方底面に壁材を設置した痕跡がある」とのことで、調査報告書では箱式石棺の可能性に言及している


周溝断面の土層


墳丘西側は1号溝で切られている
この溝は中世以降のものと想定されているが、水のあった痕跡が認められず、調査報告書では「区画姓の高い溝と判断」している



2013年6月7日(金)23:30 | コメント(0) | 伊勢崎市 | 管理

伊勢崎市本関町古墳群その5

周溝断面の土層


本古墳の周溝からは、土師器がいくつか見つかっている
また、主体部からは短甲も見つかっている



周溝に重なるように掘られた3号井戸
中世のものであるらしい



2013年5月31日(金)22:04 | コメント(0) | 伊勢崎市 | 管理

伊勢崎市本関町古墳群その4

2号古墳
上毛古墳綜覧番号不明



今回の調査では、径12mの円墳と判明している


埴輪は検出されていない


主体部は「棺底粘土や棺を被覆した粘土が認められる」とのことで、組合式木棺と想定されているとのこと


2013年5月24日(金)23:59 | コメント(1) | 伊勢崎市 | 管理

伊勢崎市本関町古墳群その3

埴輪片


近影その1


近影その2


主体部は未確認
遺構の表面にはこんな層も見られたが、倒木痕であるとされた
・・・ということは、仮に墳丘が削平されず主体部が残存していたとしても、樹木の根で破壊されていたことになる?



2013年5月17日(金)18:50 | コメント(0) | 伊勢崎市 | 管理

伊勢崎市本関町古墳群その2

周溝の堆積物から、墳丘自体は5世紀末のものと判断されている


ここまでくっきりと周溝のあとが出るのも、珍しいのではないだろうか


削平によって墳丘が失われているのが、実に惜しい一基である


こちら側は、埴輪片が多く出土している


平成23(2011)年に刊行された発掘調査報告書に拠れば、埴輪は円筒、朝顔形、家形などが確認されており、その一部には赤彩が認められる物もあったとのこと


2013年5月10日(金)21:26 | コメント(0) | 伊勢崎市 | 管理

伊勢崎市本関町古墳群その1

伊勢崎市本関町古墳群
伊勢崎市本関町にあった古墳群である



本古墳群は広範囲に広がっていたらしく、群馬県埋蔵文化財調査事業団による調査区域の他、伊勢崎市による調査でも削平された墳丘のあとが発見されている


今回の記事は、平成22(2010)年に伊勢崎市が調査した範囲である


1号古墳
上毛古墳綜覧でいうところの、佐波郡殖蓮村第33号古墳で、綜覧では大きさ66尺(約19.9m)、高さ5尺(約1.5m)の円墳である



今回の調査では、径25mほどの円墳と推定されている
遺構は途中から道路の下に埋没しており、全体の調査をすることはできなかった模様



2013年5月3日(金)22:36 | コメント(0) | 伊勢崎市 | 管理

佐波郡三郷村第26号古墳(推定)

佐波郡三郷村第26号古墳
現在の伊勢崎市波志江町にある円墳で、上毛古墳綜覧では大きさ60尺(約18.2m)、高さ10尺(約3m)とある



蟹沼の中にぽっかりと浮かぶ小島が、綜覧でいうところの佐波郡三郷村第26号古墳であるかどうかの確証はまったくないが、現在の地番から判断すると、これがそうであるように思われる


当時の地名の小字から判断しても、これ以外に考えられないのであるが、綜覧に於いては現状も地目も「畑」となっており、あるいは当時の様子も違っていた可能性がある


伊勢崎市内には、このように沼の中に取り残された古墳がもう一つ現存している(綜覧佐波郡殖蓮村第76号古墳)ので、これが古墳である可能性は高いと思われる


2012年3月2日(金)21:56 | コメント(0) | 伊勢崎市 | 管理

伊勢崎市原之城遺跡

伊勢崎市原之城遺跡
伊勢崎市豊城町にある古墳時代の遺跡である



・・・が、説明看板にあるような遺構は、はっきりと見えるかたちでは現存しておらず、ただ単純に「説明看板があるだけ」と言ったほうが分かりやすい状況である・・・


2012年2月24日(金)21:53 | コメント(0) | 伊勢崎市 | 管理


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