厩橋どんぶり塚古墳
 
上毛古墳綜覧(昭和10年群馬県下一斉調査・昭和13年発行)をベースに巡る古墳ブログ    群馬県外の古墳にも浮気しつつ、ゆるゆると更新停滞中
 



Show by Jun/2013

伊勢崎市本関町古墳群その5

周溝断面の土層


本古墳の周溝からは、土師器がいくつか見つかっている
また、主体部からは短甲も見つかっている



周溝に重なるように掘られた3号井戸
中世のものであるらしい



May.31.2013(Fri)22:04 | Comment(0) | 伊勢崎市 | Admin

伊勢崎市本関町古墳群その4

2号古墳
上毛古墳綜覧番号不明



今回の調査では、径12mの円墳と判明している


埴輪は検出されていない


主体部は「棺底粘土や棺を被覆した粘土が認められる」とのことで、組合式木棺と想定されているとのこと


May.24.2013(Fri)23:59 | Comment(1) | 伊勢崎市 | Admin

伊勢崎市本関町古墳群その3

埴輪片


近影その1


近影その2


主体部は未確認
遺構の表面にはこんな層も見られたが、倒木痕であるとされた
・・・ということは、仮に墳丘が削平されず主体部が残存していたとしても、樹木の根で破壊されていたことになる?



May.17.2013(Fri)18:50 | Comment(0) | 伊勢崎市 | Admin

伊勢崎市本関町古墳群その2

周溝の堆積物から、墳丘自体は5世紀末のものと判断されている


ここまでくっきりと周溝のあとが出るのも、珍しいのではないだろうか


削平によって墳丘が失われているのが、実に惜しい一基である


こちら側は、埴輪片が多く出土している


平成23(2011)年に刊行された発掘調査報告書に拠れば、埴輪は円筒、朝顔形、家形などが確認されており、その一部には赤彩が認められる物もあったとのこと


May.10.2013(Fri)21:26 | Comment(0) | 伊勢崎市 | Admin

伊勢崎市本関町古墳群その1

伊勢崎市本関町古墳群
伊勢崎市本関町にあった古墳群である



本古墳群は広範囲に広がっていたらしく、群馬県埋蔵文化財調査事業団による調査区域の他、伊勢崎市による調査でも削平された墳丘のあとが発見されている


今回の記事は、平成22(2010)年に伊勢崎市が調査した範囲である


1号古墳
上毛古墳綜覧でいうところの、佐波郡殖蓮村第33号古墳で、綜覧では大きさ66尺(約19.9m)、高さ5尺(約1.5m)の円墳である



今回の調査では、径25mほどの円墳と推定されている
遺構は途中から道路の下に埋没しており、全体の調査をすることはできなかった模様



May.3.2013(Fri)22:36 | Comment(0) | 伊勢崎市 | Admin


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