厩橋どんぶり塚古墳
 
上毛古墳綜覧(昭和10年群馬県下一斉調査・昭和13年発行)をベースに巡る古墳ブログ    群馬県外の古墳にも浮気しつつ、ゆるゆると更新停滞中
 



2011年8月を表示

勢多郡新里村第35号愛宕塚古墳その2

さて、この石室材
現存するのは、基底部だけではない
この石を見れば「あれ、上に続いていたはずの石は・・・」と思う訳だが・・・



桐生市と合併する前だったら「同じ町内」とはっきり言える、桐生市新里文化財事務所の敷地内に、ひっそりと保管されている


見学の際、同所におられた桐生市教育委員会の方に許可を戴いて撮影した


2011年8月30日(火)20:29 | コメント(0) | 桐生市 | 管理

勢多郡新里村第35号愛宕塚古墳その1

勢多郡新里村第35号愛宕塚古墳
現在の桐生市新里町山上にあった円墳で、上毛古墳綜覧では大きさ100尺(約30.3m)、高さ26尺(約7.9m)とある



墳丘はすでになく、石室も大半が失われているが、綜覧では「石槨アリシモ今亡シ」と記録されており、貞享元(1684)年に編纂された「前橋風土記」にも「山上の石室」として記載されているとのことで、相当に古くから石室が開口していたことが伺える


見ての通り、奥壁も抜き取られてしまってはいるが、古墳自体は1990年代に発掘調査が行われており、その際に出土した石室の基底面が、古墳所在地と同じ地域の山上城跡三の丸付近に移設保存されている


ただ、この山上城跡に移設されたこの石室材は、まったく何の説明看板もない状態で置かれており、城跡巡りのサイトなどでは「謎の遺構」扱いされてしまっている


2011年8月26日(金)20:07 | コメント(0) | 桐生市 | 管理

勢多郡新里村第8号中塚古墳その4

羨道部より見る玄室部


玄室部より見る羨道部


玄室部左側壁


玄室部右側壁


奥壁


2011年8月23日(火)17:43 | コメント(0) | 桐生市 | 管理

勢多郡新里村第8号中塚古墳その3

羨門部の天井石には、「上山」(右読み)と石が削られた痕跡がある
かつて、悪戯された跡であるらしい



羨道部


羨道部左側壁


羨道部右側壁


羨道部天井石


2011年8月19日(金)21:35 | コメント(0) | 桐生市 | 管理

勢多郡新里村第8号中塚古墳その2

墳頂部には、小祠が載る


墳頂部より見る前庭部


かなりえぐれてしまっているのが分かる


石室入口


雪の日


2011年8月16日(火)21:22 | コメント(0) | 桐生市 | 管理

勢多郡新里村第8号中塚古墳その1

勢多郡新里村第8号中塚古墳
現在の桐生市新里町新川にある方墳(推定)で、上毛古墳綜覧では東西の大きさ198尺(約59.9m)、南北の大きさ約158尺(約47.9m)、高さ18尺(約5.5m)とある



説明看板


従来、円墳と考えられてきた古墳であるが、最近の調査ではどうも方墳である可能性が高いらしい
桐生市教育委員会の方に伺った話では、「全長約40mの方墳」だということである



墳丘は、上段のほうが円墳状に現存しているが、これは後世に改変されたか、あるいは封土が流失したものか
現状を見る限りでは、斜面に構築された上円下方墳のように見えなくもない



雪の日


2011年8月12日(金)18:22 | コメント(0) | 桐生市 | 管理

勢多郡新里村第6号古墳跡

勢多郡新里村第6号古墳
現在の桐生市新里町武井にあった円墳で、上毛古墳綜覧では大きさ16尺(約4.8m)、高さ尺(約1.5m)とある



これも、「新里の遺跡表」で位置は分かるものの、墳丘は現存しない


草の陰に石造物が並び、かつて何かがここにあったような雰囲気を漂わせている


2011年8月9日(火)21:17 | コメント(0) | 桐生市 | 管理

勢多郡新里村第5号古墳跡

勢多郡新里村第5号古墳
現在の桐生市新里町武井にあった円墳で、上毛古墳綜覧では大きさ33尺(約99.9m)、高さ7尺(約2.1m)とある



昭和59(1984)年に勢多郡新里村教育委員会が発行した「新里の遺跡表」には記載されているものの、群馬県遺跡台帳には全く記載なし


付属の分布図によってかろうじて位置は知れるものの、墳丘自体はどうやら現存しないようだ


2011年8月5日(金)20:17 | コメント(0) | 桐生市 | 管理

勢多郡新里村第4号古墳その2

個人宅の敷地内に位置するため、所有者の方に許可を戴いて見学


東より見る


墳頂部にはおびただしい数の石が積み上げられている


綜覧には「多重石塔有」と記録されており、群馬県遺跡台帳でも「墳丘の上部は一部破壊され、石塔や板碑片等がある」とのことだが、この状態ではどれがそうなのやらさっぱりである


こうなってくると石室も出ていそうなものだが、これまた「石室及び出土品は不明」とあり、詳しくは分かっていないようだ


2011年8月2日(火)20:31 | コメント(0) | 桐生市 | 管理


(1/1ページ)