勢多郡新里村第35号愛宕塚古墳その1 |
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| 勢多郡新里村第35号愛宕塚古墳 現在の桐生市新里町山上にあった円墳で、上毛古墳綜覧では大きさ100尺(約30.3m)、高さ26尺(約7.9m)とある
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| 墳丘はすでになく、石室も大半が失われているが、綜覧では「石槨アリシモ今亡シ」と記録されており、貞享元(1684)年に編纂された「前橋風土記」にも「山上の石室」として記載されているとのことで、相当に古くから石室が開口していたことが伺える
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| 見ての通り、奥壁も抜き取られてしまってはいるが、古墳自体は1990年代に発掘調査が行われており、その際に出土した石室の基底面が、古墳所在地と同じ地域の山上城跡三の丸付近に移設保存されている
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| ただ、この山上城跡に移設されたこの石室材は、まったく何の説明看板もない状態で置かれており、城跡巡りのサイトなどでは「謎の遺構」扱いされてしまっている
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2011年8月26日(金)20:07 | コメント(0) | 桐生市 | 管理
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