厩橋どんぶり塚古墳
 
上毛古墳綜覧(昭和10年群馬県下一斉調査・昭和13年発行)をベースに巡る古墳ブログ    群馬県外の古墳にも浮気しつつ、ゆるゆると更新停滞中
 



福島町第53号稲荷社古墳

上信電鉄上州福島駅の北東約300m、西濃運輸の営業所の向かいにある古墳・・・の石室部分
封土は完全に失われており、言うなれば奈良の石舞台古墳と同じ状態である



上毛古墳綜覧でも墳形・規模ともに不詳と記載されており、昭和10年の時点でもうこういう状態だったのかとも思ったが、その割には石室のことについては何も触れておらず、また埴輪土偶が出土したという謎の記述がある


本来、埴輪と土偶は別のものであり、弥生期には土偶と言えるものは作られなくなっているため、埴輪と土偶は直接的には時代がつながらない
つまり、土をこねて焼く人形(ひとがた)というものは、弥生期に一旦隔絶しているので、この記述がどういったものなのか気にかかる



石室内部
古タイヤやらダルマやら、写ってないけどプラ製大カゴやら、すっかり物置か何かと化している
被葬者がこれを見たら何と思うことやら・・・



2008年5月10日(土)22:38 | トラックバック(0) | コメント(0) | 甘楽郡甘楽町 | 管理

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