厩橋どんぶり塚古墳
 
上毛古墳綜覧(昭和10年群馬県下一斉調査・昭和13年発行)をベースに巡る古墳ブログ    群馬県外の古墳にも浮気しつつ、ゆるゆると更新停滞中
 



南下古墳群A号墳・B号墳

吉岡町にある古墳群
そのほとんどが石室が開口しており、ひととおり見学できる貴重なもの
この看板で、何も書かれていない緑丸が石室の開口が確認されていないF号墳
そして看板の裏にあるのがE号墳



A号墳を東側から見る
同じ吉岡町の三津屋古墳に置いてあるパンフレットによると、二段構築の円墳らしい
径20~27m、高さ4m以上、埴輪の使用は確認できていない
7世紀後半の築造と推定されている



石室内は角閃石安山岩截石切組積(きりいしきりくみづみ)
奥の玄室壁面には漆喰様の塗りものの痕跡があり、また切組の石材加工の際の朱線があるとのことだが、見学時に見つけることができなかった



B号墳石室入口
墳丘外観は、木立に覆われていてやや見づらい
径約30m、高さ約6mの円墳
7世紀中頃の築造と推定されている



石室内は自然石主体の乱石積だが、玄門(写真に写っている門構えに直線状の石)に切石、玄室奥壁には一部切組
規模の割に天井が高く、この付近では珍しい形態
玄室石材の隙間に漆喰様の詰めものの痕跡があるらしい



2008年4月10日(木)20:25 | トラックバック(0) | コメント(0) | 北群馬郡吉岡町 | 管理

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