群馬郡長尾村第14号大塚古墳 |
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| 群馬郡長尾村第14号大塚古墳 北群馬郡長尾村、北群馬郡子持村を経て、現在の渋川市吹屋にある円墳で、上毛古墳綜覧では大きさ72尺(約21.8m)、高さ18尺(約5.5m)とある
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| 墳丘上は稲荷社となっており、そこへ至る階段の脇には石碑が建っている 綜覧では円墳と記載されているが、現状は方墳状になっているためか、この石碑では方墳と書かれている また、この石碑にはしっかりと「古墳」と書かれているのだが、渋川市教育委員会で伺った話では、どうも古墳ではなく塚である可能性があるといった見方が出ているとのこと 実際に発掘調査をしたわけではないので確定はできないとも聞いた
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| まぁ、そう言われてみれば確かに規模が大きいような気もしてくる 本古墳の築造年代がいつ頃と想定されているのかどうかは分からないが、6世紀には榛名二ッ岳が噴火しており、それ以降の築造ではあると思われる
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| この旧子持村周辺はその二ッ岳爆裂の際の降下物が非常に厚く堆積しており、黒井峯遺跡や中ノ峯古墳などの存在がよく知られているところでもある
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| それらを踏まえて考えても、6世紀の半ば以降にこの地域に有力な豪族がいた形跡はあまり伝えられていないようなので、やはりこれは塚なのだろうか・・・
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2008年7月29日(火)21:41 | トラックバック(0) | コメント(0) | 渋川市 | 管理
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