厩橋どんぶり塚古墳
 
上毛古墳綜覧(昭和10年群馬県下一斉調査・昭和13年発行)をベースに巡る古墳ブログ    群馬県外の古墳にも浮気しつつ、ゆるゆると更新停滞中
 



多野郡平井村第580号皇塚山古墳その2

上毛古墳綜覧では、古墳名について「皇塚山又ハ皇子山」としている
白石古墳群調査報告書では「皇塚 一名皇子塚」とあり、いつの間にか現在の古墳名に変化したようだ



かつて石室が開口していたが、近年の史跡整備の際にふさがれたようだ
群馬県遺跡台帳には「奥室巾2.3m、長さ5m、前室巾2m、長さ2.5m、羨道5m、奥室切石積み、前室自然石積み」とあり、なかなか立派なものだったらしい



墳丘は、群馬大学の尾崎教授が「標式的な円墳ともいい得るもので、極めて美しい形をしている」と述べているほどにきれいなもので、藤岡市教育委員会の方に伺った話では、墳丘の復元整備はまったく施していないとのこと
それでいてこの形状を保っているのだから、実に驚きである



藤岡歴史館の駐車場より見る
手前では撮影当時、三ツ木東原遺跡の発掘中であった



その後の様子
毛野国白石丘陵公園の一部としての史跡整備がなされている



2009年9月26日(土)22:12 | トラックバック(0) | コメント(0) | 藤岡市 | 管理

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