厩橋どんぶり塚古墳
 
上毛古墳綜覧(昭和10年群馬県下一斉調査・昭和13年発行)をベースに巡る古墳ブログ    群馬県外の古墳にも浮気しつつ、ゆるゆると更新停滞中
 



桐生市

勢多郡新里村第8号中塚古墳その1

勢多郡新里村第8号中塚古墳
現在の桐生市新里町新川にある方墳(推定)で、上毛古墳綜覧では東西の大きさ198尺(約59.9m)、南北の大きさ約158尺(約47.9m)、高さ18尺(約5.5m)とある



説明看板


従来、円墳と考えられてきた古墳であるが、最近の調査ではどうも方墳である可能性が高いらしい
桐生市教育委員会の方に伺った話では、「全長約40mの方墳」だということである



墳丘は、上段のほうが円墳状に現存しているが、これは後世に改変されたか、あるいは封土が流失したものか
現状を見る限りでは、斜面に構築された上円下方墳のように見えなくもない



雪の日


2011年8月12日(金)18:22 | コメント(0) | 桐生市 | 管理

勢多郡新里村第6号古墳跡

勢多郡新里村第6号古墳
現在の桐生市新里町武井にあった円墳で、上毛古墳綜覧では大きさ16尺(約4.8m)、高さ尺(約1.5m)とある



これも、「新里の遺跡表」で位置は分かるものの、墳丘は現存しない


草の陰に石造物が並び、かつて何かがここにあったような雰囲気を漂わせている


2011年8月9日(火)21:17 | コメント(0) | 桐生市 | 管理

勢多郡新里村第5号古墳跡

勢多郡新里村第5号古墳
現在の桐生市新里町武井にあった円墳で、上毛古墳綜覧では大きさ33尺(約99.9m)、高さ7尺(約2.1m)とある



昭和59(1984)年に勢多郡新里村教育委員会が発行した「新里の遺跡表」には記載されているものの、群馬県遺跡台帳には全く記載なし


付属の分布図によってかろうじて位置は知れるものの、墳丘自体はどうやら現存しないようだ


2011年8月5日(金)20:17 | コメント(0) | 桐生市 | 管理

勢多郡新里村第4号古墳その2

個人宅の敷地内に位置するため、所有者の方に許可を戴いて見学


東より見る


墳頂部にはおびただしい数の石が積み上げられている


綜覧には「多重石塔有」と記録されており、群馬県遺跡台帳でも「墳丘の上部は一部破壊され、石塔や板碑片等がある」とのことだが、この状態ではどれがそうなのやらさっぱりである


こうなってくると石室も出ていそうなものだが、これまた「石室及び出土品は不明」とあり、詳しくは分かっていないようだ


2011年8月2日(火)20:31 | コメント(0) | 桐生市 | 管理

勢多郡新里村第4号古墳その1

勢多郡新里村第4号古墳
現在の桐生市新里町武井にある円墳で、上毛古墳綜覧では大きさ60尺(約18.2m)、高さ14尺(約4.2m)とある



民家の敷地内に位置するが、公道からも墳丘を見ることができる


何も知らずに通りかかっても、「あれ?」とすぐに気付けるような存在感がある一基


雪の日


これでも、現在残っている墳丘の規模はそんなに大きくないのだが、写真で見るとずいぶん大きく見えてしまうのはなぜだろう


2011年7月29日(金)22:51 | コメント(0) | 桐生市 | 管理

勢多郡新里村第2号古墳・勢多郡新里村第3号古墳

勢多郡新里村第2号古墳
現在の桐生市新里町武井にあった円墳で、上毛古墳綜覧では東西の大きさ46尺(約13.9m)、南北の大きさ48尺(約14.5m)、高さ11尺(約3.3m)とある



勢多郡新里村第3号古墳
現在の桐生市新里町武井にあった円墳で、綜覧では東西の大きさ53尺(約16.1m)、南北の大きさ56尺(約16.9m)、高さ8尺(約2.4m)とある



それぞれ、城古墳2号・3号もしくは武井5号墳・6号墳と呼ばれており、20年近く前までは墳丘が僅かに現存していたが、地主が勢多郡新里村教育委員会に黙って削平、村教委が気付いたのは、封土も石室材も何もかも業者が搬出してしまったあとだったという


ただ、墳丘は失ったものの、削平されたのは現地表面だけだということで、畑の下にはまだ周溝部が埋没した状態で残存しているらしい


手前には怪しげな石がごろごろしているが、桐生市教育委員会の方の話では「業者が全部持っていったから、それはよその石である」とのこと
余談ながら、当時の地主は、本古墳を削平してからほどなく、持病で急死したそうである



2011年7月26日(火)20:16 | コメント(0) | 桐生市 | 管理

桐生市小林4号古墳

桐生市小林4号古墳
桐生市新里町小林にある古墳で、上毛古墳綜覧記載漏れ



ちょっとした高台にある墓地の裏手に鎮座するため、すぐ東にある道路からは、気づかずにそのまま通り過ぎてしまいそうな感じ


古墳名は群馬県文化財情報システムに倣った。群馬県遺跡台帳では前田古墳として載っており「わずかに盛土が残り、円墳と推定される。石室及び出土品については全く不明である」らしい


本古墳の位置からは、伊勢崎市赤堀町から桐生市新里町にまたがる峯岸山古墳群のある丘陵を東に望むことができ、また西を流れる川を遡れば前橋市粕川町の月田古墳群がある
本古墳は、こうした古墳群ともかかわりがありそうな気がする



2008年10月16日(木)22:05 | トラックバック(0) | コメント(0) | 桐生市 | 管理

勢多郡新里村第36号庚申塚古墳その2

東から見る


石室入口
開口部はほとんど埋まってしまっているようだ



おまけ
本古墳の南側に並ぶ庚申塔のうちのひとつ



台座に彫られた「勢田郡」の文字にも目がいくが、この庚申塔・・・陽石?


2008年10月15日(水)21:51 | トラックバック(0) | コメント(0) | 桐生市 | 管理

勢多郡新里村第36号庚申塚古墳その1

勢多郡新里村第36号庚申塚古墳
現在の桐生市新里町山上にある円墳で、上毛古墳綜覧では東西の大きさ40尺(約12.1m)、南北の大きさ50尺(約15.2m)、高さ11尺(3.3m)とある



ご覧の通り、墳丘西側が削り取られてしまっているが、綜覧記載の数字を見る限り、古くからこういった状況だったようだ


とはいえ、非常によく残っている古墳である


北西より見る


2008年10月14日(火)21:22 | トラックバック(0) | コメント(0) | 桐生市 | 管理

勢多郡新里村第1号天神山古墳その2

西より見る
北側が削り取られている様子がちょこっと見える



東より見る
こちら側、写真には写っていないが、歩道の傍らには大ぶりの石祠があり、これが本古墳の墳丘上に祀られていた天神様であろうと思われる



小学校の外、北西より見る
かなり削られているのが分かる



北より見る


北東より見る


2008年10月13日(月)21:34 | トラックバック(0) | コメント(0) | 桐生市 | 管理


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