厩橋どんぶり塚古墳
 
上毛古墳綜覧(昭和10年群馬県下一斉調査・昭和13年発行)をベースに巡る古墳ブログ    群馬県外の古墳にも浮気しつつ、ゆるゆると更新停滞中
 



2009年9月23日を表示

多野郡平井村第577号十二天塚古墳・藤岡市十二天塚北古墳

多野郡平井村第577号十二天塚古墳
現在の藤岡市白石にあった長方形墳で、上毛古墳綜覧では大きさ400尺(約121.2m)、高さ12尺(約3.6m)とある



藤岡市十二天塚北古墳
藤岡市白石にあった方墳で、綜覧記載漏れ



十二天塚古墳は、綜覧では前方後円墳とされていたのだが、昭和62(1987)年の発掘調査で前方部とされていたものが長軸36.8m、短軸26.8m、高さ2.6mの長方形墳と判明
そして後円部とされていたものが新たに十二天塚北古墳と命名され、こちらは長軸23m、短軸22m、高さ2.2mの方墳と判明している



北東より見る
こちらから見ると、わずかに墳丘が残っているように見えるが、白石古墳群調査報告書によれば「今は全く平夷されて、はたして前方後円墳であったと立証する確実な資料は得られない程で」、「土地の人は前方、後円の二部を別個の古墳と考えていた」のは、結局正しかったことになる



2009年9月23日(水)22:06 | トラックバック(0) | コメント(1) | 藤岡市 | 管理


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