厩橋どんぶり塚古墳
 
上毛古墳綜覧(昭和10年群馬県下一斉調査・昭和13年発行)をベースに巡る古墳ブログ    群馬県外の古墳にも浮気しつつ、ゆるゆると更新停滞中
 



渋川市

勢多郡北橘村第103号八郎塚古墳石棺

勢多郡北橘村第103号八郎塚古墳石棺
現在の渋川市北橘町真壁にあった円墳で、上毛古墳綜覧では規模不明とある



八郎塚古墳自体は、関東水電(現東京電力)佐久発電所(昭和3年完成)の送水路建設工事で削平されたが、その際に石棺が出土、現地から約500m南東の赤城神社境内に石棺のみ移設された
神社の北西端に置かれているが、屋敷神のように祀っているのかも知れない
手前にはいろいろな神様の石碑が置かれていて、さらにその前には数段の小さな階段が据えられていた



出土時の状況が不明なので、その時の状態で並べられているのかどうかは判断できない


いずれにせよ、現在県内で見られる石棺としてはあまり見かけないタイプではある
単に他の古墳が消滅してしまったためなのかも知れないが



2008年6月21日(土)22:23 | トラックバック(0) | コメント(0) | 渋川市 | 管理

いなり塚古墳

上毛古墳綜覧では
勢多郡横野村第31号稲荷塚
とも書かれている円墳
現在の渋川市旧赤城村樽字野本地区、この辺りに唯一残った古墳でもある



昭和10年の記録では、東西36尺、南北48尺、高さ15尺とあり、換算するとそれぞれ約10.9m、約14.5m、4.5mとなる


北西から墳丘を見る
ここの東を南北に走る上越線からこの古墳はよく見える
渋川を出て利根川を渡り左カーブが終わった先、いちご園が西側に見え始める辺りにある



石室入口
服に種子がくっつく草がいっぱい生えていて
撮り終えたあとがえらいことになった



石室内部
入口に柵があり、中には入れないので、隙間からレンズを突っ込んで撮影



2008年4月12日(土)20:50 | トラックバック(0) | コメント(0) | 渋川市 | 管理


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