厩橋どんぶり塚古墳
 
上毛古墳綜覧(昭和10年群馬県下一斉調査・昭和13年発行)をベースに巡る古墳ブログ    群馬県外の古墳にも浮気しつつ、ゆるゆると更新停滞中
 



2009年5月16日を表示

群馬郡大類村第6号古墳

群馬郡大類村第6号古墳
現在の高崎市上大類町にある円墳で、上毛古墳綜覧では大きさ50尺(約15.2m)、高さ6尺(約1.8m)とある



高崎市史によれば、現在の規模はそれぞれ4m、1mであるとのこと
かなり小さくなっており、藪に覆われてはいるものの、まだ何とか古墳と分かる



綜覧には「石槨有」とあり、市史でも「横穴式石室?」「石室壁石が見え、角閃石安山岩を一部使用。」とあるが、確認は出来なかった
所有者の方にも伺ってみたが、分からないとのことであった



また、市史には「地境の西側は削平」とあるが、それがこれ
墳丘はすっぱりと断ち切られている



墳頂部
藪の中に錆びた稲荷祠が転がっている
右下の板石で蓋がされた壷は綜覧記載の壷(市史では「中世壷出土」とある)で、許可をいただいて中を拝見させていただいた
中は土砂で埋まっていたものの、骨片らしきものが見受けられ、どうやら骨蔵器であるらしい



2009年5月16日(土)21:39 | トラックバック(0) | コメント(0) | 高崎市 | 管理


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