厩橋どんぶり塚古墳
 
上毛古墳綜覧(昭和10年群馬県下一斉調査・昭和13年発行)をベースに巡る古墳ブログ    群馬県外の古墳にも浮気しつつ、ゆるゆると更新停滞中
 



2008年4月22日を表示

万寿森古墳

友人トミイエ(ko.i.tsu)氏から、古墳の画像を頂いたので、貼ってみる

万寿森古墳
山梨県甲府市にある円墳で、6世紀中頃の築造とされている



墳丘全体の様子
木々が何本も生い茂っているあたり、よくある古墳といった感じもするがよく見ると周囲の住宅が割と新しく、新興住宅街に取り残された古墳、といった趣もある



ぐるっと向こう側に回ってみる
こちら側からは住宅街が見えず、どこかの山中の開けた場所といった感じ



さらに回っていくと、石室入口が見えてくる
墳丘上部には何やら煙突状の構造物も見えるが・・・



石室入口・・・には扉が設けられ、施錠されていて見られないようだ
石室自体は南向、自然石乱石積の両袖型横穴式石室とのことだが、数字を見ると群馬のものより高さがある構造のようだ



2008年4月22日(火)21:02 | トラックバック(0) | コメント(0) | 山梨県 | 管理

上庄司原1号墳

少々、貼る順序が前後してしまったが、これが横室古墳公園である
入口から見える緑の小山が上庄司原1号墳、綜覧でいう勢多郡富士見村第8号で、2号墳石室と4号墳石室は入ってすぐ左手にある
背後の木々が生い茂る山は十二山といい、この山の北西の麓に初室古墳(綜覧第7号)があったはずなのだが、村教委の話によるとどうやら削平されたらしい



上庄司原1号墳とその説明看板
以前訪れたときは、このように草ぼうぼうだったのだが・・・



今回訪れたときは、これこのとおり
前庭部もはっきり分かる



ちなみに雪の日はこんな感じ
墳丘の段になった場所には雪が積もらず、かたちがよく分かる



石室内部
輝石安山岩の自然石乱石積で、中央上に見えるのが楣石(まぐさいし)
石室全長は右壁が6.62m、左壁が6.5m
奥の玄室は奥幅が2.12m、中幅が2.22mとごくわずかに胴張り型

撮り終えて顔を上げたらすぐ横に小さなトカゲがいてびっくりしたのは内緒だw



2008年4月22日(火)19:39 | トラックバック(0) | コメント(0) | 勢多郡富士見村 | 管理

上庄司原補遺

先日書いた、上庄司原の古墳群について、疑問点があったので富士見村教委に確認しに出向いた結果、2号墳は綜覧第9号と判明した
そうなると、大正7年に発掘されていたことになる・・・その割によく遺物が残っていたものだと思う
ついでに石室も撮り直してきたが、きれいな削り石だ



その2号墳石室と、覆い屋根のかかった4号墳石室
4号墳は綜覧第11号と判明、こちらは大正14年に発掘されている
この綜覧第11号、「石槨アリシモ今ハ亡」と記載されているのだが、こうして残っている石室を見ていると、どういう状態をいうのか当時の人に話を聞きたくなる



その4号墳のかつての所在地の現況
この農地を見ていると、ここに古墳があったことすら分からない
そして右側のあたりには方形周溝墓が眠っているはずである



2008年4月22日(火)19:09 | トラックバック(0) | コメント(0) | 勢多郡富士見村 | 管理


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