厩橋どんぶり塚古墳
 
上毛古墳綜覧(昭和10年群馬県下一斉調査・昭和13年発行)をベースに巡る古墳ブログ    群馬県外の古墳にも浮気しつつ、ゆるゆると更新停滞中
 



2008年7月16日を表示

群馬郡上郊村第9号古墳

群馬郡上郊村第9号古墳
群馬郡群馬町を経て、現在の高崎市中里町にある円墳で、上毛古墳綜覧では大きさ78尺(約23.6m)、高さ12尺(約3.6m)とある



現在、大塚山古墳と呼ばれており、この名前だけを頼りに綜覧を見ていると、綜覧上郊村第25号古墳が「大塚山」と書かれており、これのことかと混同しそうになるが、地番を見ていけば間違いなく本古墳がそれである


石室入口
養豚場跡の背後にあり、藪もまたすごいことになっており、覗くのは危険
群馬郡群馬町教育委員会が発行した「群馬町の文化財」には石室内部の写真も載っているが、現状の長さ5.8m、玄室部の長さ4.2m、同じく幅2.9mと「群馬町の石室の中では最大の規模」とのことである



北より見る
すぐ横に、緑に覆われた盛り土があり、一瞬これも古墳かと思ってしまいそうだ
近くで農作業をしていた方に伺ったところ「それは古墳じゃないよ」とのこと



北西より
また、かつてはこの切り通し状の道はなく、その右の小高い盛り上がりまで墳丘が続いていたとのこと
ということは、古墳の裾部を分断したということになるのだが、その方は別に本古墳の所有者でもないので、文句を言うわけにもいかなかった



2008年7月16日(水)21:51 | トラックバック(0) | コメント(2) | 高崎市 | 管理


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