厩橋どんぶり塚古墳
 
上毛古墳綜覧(昭和10年群馬県下一斉調査・昭和13年発行)をベースに巡る古墳ブログ    群馬県外の古墳にも浮気しつつ、ゆるゆると更新停滞中
 



高崎市

群馬郡佐野村第45号妙音子山古墳

群馬郡佐野村第45号妙音子山古墳
現在の高崎市下佐野町にある円墳で、上毛古墳綜覧では大きさ66尺(約19.9m)、高さ12尺(約3.6m)とある



高崎市史によれば墳丘は半壊、規模もいくらか小さくなっているようだ


墳丘は藪に覆われ、見通すことが難しいが、こちら側からだと何とかかたちが見える


市史では「裏込め状の小円礫散見」とあるが、藪に阻まれて確認することができなかった


2009年3月9日(月)21:42 | トラックバック(0) | コメント(0) | 高崎市 | 管理

群馬郡佐野村第32号古墳

群馬郡佐野村第32号古墳
現在の高崎市下佐野町にある円墳で、上毛古墳綜覧では大きさ20尺(約6.1m)、高さ6尺(約1.8m)とある



定家神社の鳥居脇に現存しているが、こちらから見る限り、墳丘半壊であるようには見えないのだが・・・


実際には、上越新幹線高架下の側道で墳丘を半分削り取られ、こんな姿となってしまっている
右奥には佐野村第30号古墳も見える



高崎市史によれば、昭和54~55(1979~80)年にこの消失部分の発掘調査が行われ、その際の測量では東西約15m、南北約10m、高さ1.2mと記録されている
そして墳丘は、このT字路いっぱいに広がっていたようだ



墳頂部
実測図を見る限り、このくぼんだ箇所が横穴式石室の部分にあたるようだ
市史には「石室は破壊が進んでおり、奥壁、側壁の根石まで取り去られていた」とある
鉄鏃、金銅製耳環、土師器、須恵器が出土しているが、周堀は確認されていない



2009年3月8日(日)21:44 | トラックバック(0) | コメント(0) | 高崎市 | 管理

群馬郡佐野村第30号古墳

群馬郡佐野村第30号古墳
現在の高崎市下佐野町にある円墳で、上毛古墳綜覧では大きさ70尺(約21.2m)、高さ11尺(約3.3m)とある



定家神社の境内に位置しているが、墳丘周辺は杉の木に覆われている


とはいえ、墳丘はしっかり見渡すことができる


北西より見る


墳頂部には石祠が載っている
高崎市史には「角閃石安山岩と思われる石材あり」とあるが、見つからなかった



2009年3月7日(土)22:33 | トラックバック(0) | コメント(0) | 高崎市 | 管理

群馬郡佐野村第28号古墳・群馬郡佐野村第37号古墳

群馬郡佐野村第28号古墳
現在の高崎市下佐野町にある円墳で、上毛古墳綜覧では径25尺(約7.6m)、高さ12尺(約3.6m)とある



漆山古墳のすぐ南西に位置している
墳丘上は植栽と石碑でだいぶいじられている印象がある



群馬郡佐野村第37号古墳
現在の高崎市下佐野町にある円墳で、綜覧では東西の大きさ72尺(約21.8m)、南北の大きさ54尺(約16.4m)、高さ7尺(約2.1m)とある



墳丘上は墓地化されており、南側の裾部は数年前に改変されたようだ


北西より見る
高崎市史には角閃石安山岩の削石の存在が記されているが、確認はできなかった



2009年3月6日(金)20:42 | トラックバック(0) | コメント(0) | 高崎市 | 管理

群馬郡佐野村第27号漆山古墳その2

石室内部


高崎市史によれば周堀の痕跡がなく、石室の床面が地表と同じ高さにあるとのことで、この画像の位置も基壇部である可能性も考えられるようだ


墳丘上には葺石も見受けられる
前方部を失ってはいるが、後円部は非常に良く残っている



2009年3月5日(木)21:50 | トラックバック(0) | コメント(0) | 高崎市 | 管理

群馬郡佐野村第27号漆山古墳その1

群馬郡佐野村第27号漆山古墳
現在の高崎市下佐野町にある前方後円墳で、上毛古墳綜覧では全長204尺(約61.8m)、前方部の高さ20尺(約6.1m)、後円部の高さ25尺(約7.6m)とある



かつては前方部も現存していたのだが、昭和60(1985)年に宅地化のため削平され、現状は円墳のように見える


所有者に許可をいただき見学
前方部は、画像の右奥に向かって伸びていた
画像中央下付近に巨石が転がっており、どうやら前庭部の崩壊した部分の石のようだ



石室入口
柵があったので内部への立ち入りは遠慮したが、所有者の方は「入ればいいのに」と気さくな様子だった



2009年3月4日(水)21:40 | トラックバック(0) | コメント(0) | 高崎市 | 管理

群馬郡佐野村第5号天道山古墳その2

墳頂部
所有者の話では、先代の方が長い棒を墳丘上から差し込んだところ、ある程度行ったところで硬いものに当たる感触があったとのこと
その当たったものが石槨だろうという話であった



敷地内から見ると、生け垣の先は大きく削られているのが分かる


墳丘南西側は裾部が石垣化されているが、所有者の話では葺石も多く混じっているとのこと


左上の大きな石が石室材のようで気になるのだが、石室が開口していたかどうかは分からないとのことであった


2009年3月3日(火)21:35 | トラックバック(0) | コメント(0) | 高崎市 | 管理

群馬郡佐野村第5号天道山古墳その1

群馬郡佐野村第5号天道山古墳
現在の高崎市佐野窪町にある円墳で、上毛古墳綜覧では径80尺(約24.2m)、高さ13尺(約3.9m)とある



円墳ではあるが、高崎市史にも「北東部のみ残存」とあるように、墳丘は大きく削り取られてしまっている


南より見る
墳丘自体は生け垣の西側へつながっており、そちらのほうが比高も高く残っている



所有者に許可をいただき、西より見る


2009年3月2日(月)23:05 | トラックバック(0) | コメント(0) | 高崎市 | 管理

群馬郡倉賀野町第40号古墳

群馬郡倉賀野町第40号古墳
現在の高崎市倉賀野町にある円墳で、上毛古墳綜覧では大きさ15尺(約4.5m)、高さ11尺(約3.3m)とある



2007年5月


2009年1月


墳丘南西側には、庚申塔が建っている


墳頂部


2009年2月21日(土)23:16 | トラックバック(0) | コメント(0) | 高崎市 | 管理

群馬郡倉賀野町第38号長賀寺山古墳

群馬郡倉賀野町第38号長賀寺山古墳
現在の高崎市倉賀野町にある前方後円墳で、上毛古墳綜覧では大きさ117尺(約35.5m)、高さ20尺(約6.1m)とある



現在は、後円部の一部のみ残存している
かつての前方部は、画像手前の方向に伸びていた



以前は墳丘南側に家があり、こちら側からの見学はできなかったのだが、最近になって取り壊されたため見学できるようになったが、それもつかの間
手前に新しく住宅の区割りがなされ、これから宅地化されるようだ



壊れた石造物が散在し、また篠藪の中には古い墓石が転がっており、綜覧に書かれた「長賀寺ト称スル庵アリキ」という言葉を確かに裏付けている


北西より見る
かつては墳丘が、赤い屋根の家々のあたりにあったということになる
その手前、やや分かりづらいが、高崎市史にも書かれているとおり、道路が周堀のかたちをなぞるように湾曲している



2009年2月20日(金)21:31 | トラックバック(0) | コメント(0) | 高崎市 | 管理


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