厩橋どんぶり塚古墳
 
上毛古墳綜覧(昭和10年群馬県下一斉調査・昭和13年発行)をベースに巡る古墳ブログ    群馬県外の古墳にも浮気しつつ、ゆるゆると更新停滞中
 



2008年5月30日を表示

慈眼寺A・B・C号他

高崎市下滝町慈眼寺
この寺の本堂裏に3基の円墳がありそれぞれ慈眼寺A・B・C号と名前が付けられている
これは慈眼寺A号で、規模から見て上毛古墳綜覧群馬郡滝川村第3号の可能性がある
墳頂部がへこんでいるが、これは綜覧記載の発掘歴有りとも一致している
ちなみに滝川村第3号からは直刀と鈴が出土しており、慈眼寺で所蔵しているようだ



慈眼寺B号、普段は大師堂古墳と呼ばれている
墳丘上に建つ大師堂が古墳名の由来となっている



慈眼寺C号


この慈眼寺は、しだれ桜で有名なのだが、もう一つ、興味深いものがある
それがこれ、隠れキリシタンの墓だ
群馬県立歴史博物館でも写真パネルが展示されている
慈眼寺は前橋藩主酒井家に厚く保護された寺でもあり、こうした墓が現存しているのは驚きさえ覚える



慈眼寺の北にある県道のはす向かいにある、高崎市歴史民俗資料館
元は高崎市に吸収合併される前の村役場(滝川村と京ヶ島村が合併してできた群南村)の庁舎で、元島名将軍塚古墳出土の埴輪の一部に直接さわることのできる場所でもある
個人的にはポストと消防ポンプがおすすめ



2008年5月30日(金)21:20 | トラックバック(0) | コメント(0) | 高崎市 | 管理


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