厩橋どんぶり塚古墳
 
上毛古墳綜覧(昭和10年群馬県下一斉調査・昭和13年発行)をベースに巡る古墳ブログ    群馬県外の古墳にも浮気しつつ、ゆるゆると更新停滞中
 



Show by Jun/10/2008

新屋村第17号さつき塚古墳・岩平村第1号八幡塚古墳

北甘楽郡新屋村第17号さつき塚古墳
現在の甘楽郡甘楽町庭谷地区、鏑川の南側に位置し、上州福島駅から北東に約1.4kmほどの場所にある
上毛古墳綜覧では大きさ15尺(約4.5m)、高さ6尺(約1.8m)。墳頂部には「厄除地蔵尊アリ」とのこと



この階段の石が怪しいなぁなどと、相変わらず古墳脳な思考ばかりしてしまう
果たしてこれは本当に古墳なのだろうか?



裏に回ってみると、確かにそれっぽい雰囲気がある
同じ墓だということで、周囲が墓地となった古墳も多いし、まぁそういうことにしておこう
綜覧では、発掘の有無に触れてないくせに刀が出土と記載されている



北甘楽郡岩平村第1号八幡塚古墳
現在の多野郡吉井町岩崎地区にある円墳で、西吉井駅の北北東約1.4kmに位置し、綜覧では大きさ120尺(約36m)、高さ18尺(約5.4m)とある
見る限りかなり存在感のある墳丘だが、近くにあったはずの5号(綜覧では1号の陪塚とされている)などは削平されたらしく、岩平村の古墳はこれしか残っていないようだ



綜覧では「石槨存ス」とあるが、草に埋もれたのかそれとも土が覆い被さったのか、石室材すら見つからなかった
周囲は新興住宅地化が進んでおり、この古墳もいつまで残るか・・・
ここの北側には東吹上遺跡があり、古墳時代後期の住居跡や土器が出土しており、関連性も考えられそうだ
(東吹上遺跡自体は縄文・弥生・古墳・平安期の複合遺跡)



May.10.2008(Sat)23:08 | Trackback(0) | Comment(0) | 甘楽郡甘楽町・多野郡吉井町 | Admin

福島町第53号稲荷社古墳

上信電鉄上州福島駅の北東約300m、西濃運輸の営業所の向かいにある古墳・・・の石室部分
封土は完全に失われており、言うなれば奈良の石舞台古墳と同じ状態である



上毛古墳綜覧でも墳形・規模ともに不詳と記載されており、昭和10年の時点でもうこういう状態だったのかとも思ったが、その割には石室のことについては何も触れておらず、また埴輪土偶が出土したという謎の記述がある


本来、埴輪と土偶は別のものであり、弥生期には土偶と言えるものは作られなくなっているため、埴輪と土偶は直接的には時代がつながらない
つまり、土をこねて焼く人形(ひとがた)というものは、弥生期に一旦隔絶しているので、この記述がどういったものなのか気にかかる



石室内部
古タイヤやらダルマやら、写ってないけどプラ製大カゴやら、すっかり物置か何かと化している
被葬者がこれを見たら何と思うことやら・・・



May.10.2008(Sat)22:38 | Trackback(0) | Comment(0) | 甘楽郡甘楽町 | Admin


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